節約に努めた大学時代

家庭に経済的な余裕がないのに、四年制の大学に進学してしまった私。

何とか学費だけは親に出してもらえたものの、通学にかかる交通費や昼食代、教材費などは自分で稼いだバイト代から工面しなければならず、常にお金がありませんでした。

大学の友だちからの飲み会の誘いや遊びの誘いも極力断り、お金もかかるからとサークルにも所属しませんでした。

一番惨めなのは昼食代を切り詰めなければならないことです。飲み物は自宅で作った麦茶を持参し、毎日おにぎりを握って持っていきました。

自宅のお米が切れていたときは、100円で5個くらい入っているロールパンを購入し、安価な魚肉ソーセージとマヨネーズだけを挟んで即席サンドイッチを作り、大学に持っていきました。

昼食代は工夫をすればお金がなくとも乗りきれましたが、問題は美容費と洋服代です。大学生という年頃の女の子なのに、美容院へ行くお金がありません。手

入れしないまま、髪はどんどん伸びていき、気づけば腰ぐらいの長さに到達しました。ポニーテールをするにも毛先があまりにバサハザで枝毛だらけです。

悩んだ末にあみだしたのが、頭の上で高く髪の毛をくくるおだんごスタイルです。これならば毛先のバサバサも目に付きませんし、すっきりとした印象を与えることができます。

夏の間も冬の間も私はこのおだんごの髪形で通しました。

洋服は衣装持ちだった社会人の姉から着なくなった洋服を貰って着ていました。好みでない服は週末にフリーマーケットを開き、売りさばいたりもしました。

そうしてフリーマーケットで得たお金でエスニック雑貨の店へ行き、私が購入していたのが、エスニック柄の大きな布です。

この布を使って、髪の毛につけるシュシュや、ウェストにゴムを入れた簡素なロングフレアースカート、大学の教科書を入れるトートバックまで作れることができたのです。

バイトや授業の合間にせっせと手縫いで自作して、身につけていくと、友人から意外にもおしゃれで可愛いと好評価でした。

エスニックなファッションとおだんごスタイルはお金のなさから生まれたアイデアだとは誰にも言えないまま、こうしてなんとか貧しい大学時代を乗り切ることができました。今となっては懐かしい思い出です。

今の時代は学生でもお金を貸してもらえるので、昔よりもお金に困る学生さんはいないんじゃないでしょうか。(参考:※学生借入

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